
イギリスの前倒し総選挙が2017年6月8日に行われる。これについての為替の影響についてみていきたい。
かつてEU離脱を決めた2016年6月のイギリス国民投票が記憶に新しいが、メイ首相は安定した政権運営を保証する唯一の道として
前倒し総選挙をやるとし承認されたのだ。問題なく勝てばいいのだが
万が一、EU離脱しない派が妥当し、メイ首相が負けることがあれば、どれだけイギリスは混乱することか。
実は暗雲のニュースもあるのだ。
イギリス総選挙2017年6月8日は為替の影響はどうなる?
イギリス総選挙が6月8日に迫っている。
今年の心配された選挙は意外と予定調和に来ている。
2016年は、EU離脱、トランプ大統領誕生と想定外が2個も起こってそのまま世界で続くのでは?と思われたが
以外にも2017年はフランスもイラン選挙も無難な方が当選して、ショックは起きていない。
イギリス前倒し総選挙も普通にメイ首相の与党保守党が勝てばおそらく大して為替や欧州株も影響はないと思われるが
もし負けたら「想定外」と市場は受け止め、混乱した相場になることが予想される。
イギリス総選挙の前倒しが議会承認された当初は与党の圧勝が予想されていたが
ここぞとばかりに勢力の伸ばそうと、野党労働党が頑張っており、猛追しているのだ。
当初20ポイント以上の差があったのが、今では5ポイントまで迫っていると言われている。
まったく油断ならない状況なのだ。
もし野党労働党が勝利、すなわちメイ首相が負けた場合だが
もちろんすぐさま「やっぱりEU離脱しない」なんて話にはならない。
そもそもこの選挙は2020年5月が総選挙の予定なのだが、EU離脱の手続きの期限が2019年なので
抵抗勢力が強い中、ぎりぎりに総選挙をやるのは支障をきたすと判断し
「この先数年にわたって確実に、安定した政権運営を保証する唯一の道」として2017年6月8日に前倒し選挙をして
盤石な地盤を確保したいと考えたのだ。
しかし、前述のように暗雲が立ち込めている。
万が一メイ首相が負けたらどうなるか?
もちろんなってみないとわからない部分はあるのだが
高い確率でリスクオフの相場になることが予想される。
円で言えば円高のように。
ただ、この事件を世界がどう受け止めるかにかかっているが
またイギリスの不安定さを露呈することになり、去年のように為替相場を混乱させることは必至である。
去年のイギリス国民投票の混乱相場を振り返る
去年どれだけ混乱したか覚えていますか?
チャートで見れば一目瞭然です。
これはEURJPYです。黄色いまるで囲んだところが6月24日の国民総選挙ですが、実に12円も上下しているんですね!
一応USDJPYを見て見ましょう。
ドル円でも実に8円という大きな幅を動いています。
要するに、人によっては大ピンチ、人によっては大チャンスなわけです。
今回メイ首相の与党が負けることがあれば、ここまではいかなくとも、半分くらいのインパクトはあるのではないでしょうか?
ネットの反応も併せてみていきましょう。
これメイ首相が負けたらポン安なの?ポン高なの?
わかんねぇ~!
負けたらポン高なんだろうと思うんだけど。
— マードック (@fx75038393) 2017年5月31日
イギリス
4月
メイ「総選挙前倒しした( ^ω^ )労働党の支持率を25%上回ってるから圧勝余裕( ^ω^ )」現在
世論調査「保守党と労働党の支持率の差が3%に縮まった」
メイ「・・・・・( ^ω^ ;)」— ポロニウム (@Polonium133) 2017年6月2日
4月中旬のイギリスのメイ首相の選挙前倒し、北朝鮮ミサイル威嚇、フランス大統領選挙、トランプのロシアゲートと為替相場感が滅茶滅茶だ。
— taka-3keys (@taka3keys) 2017年5月22日
イギリスのメイ首相が下院解散と6月8日の総選挙を突如発表。高支持率で圧勝できると読んでの判断だろうが選挙は水もの、負けたらEU離脱は混メイに陥るがホントに大丈夫?
— 流れゆく時のまにまに (@masuda_bruce) 2017年4月19日
ということで、もし負けたら…と考える方はけっこう多いようです。
リスクオフには変わりないと思います。
日本時間、午後4時~翌日午前7時が投票時間となりますので
日本では9日金曜の午前8時には赤ちゃんを見ることが出来る可能性があります。
金曜日ですのでそのまま窓開けにも影響してきますので注意が必要です。
■関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。